フライパンの材質比較
一般家庭で最近使われているフライパンの種類としてはフッ素樹脂コーティングのフライパン、鉄製のフライパン、セラミックコーティングのフライパン、という3種類がメインとなっています。
最近のフライパンの主流は取り扱いが簡単な「フッ素樹脂コーティング」、「セラミックコーティング」となっています。これらのフライパンでは鉄製のような前作業は必要なく、正しい温度まで温めて、必要量の油を入れ、油の温度が適温になったらさっそく材料を入れて調理することができます。
又、調理が終わったらフライパンが冷めないうちにお湯でざっと流し、その後で食器用中性洗剤をしみ込ませたソフトスポンジで洗っていきます。洗剤は完全に洗い流して水気を取ったら完了となりますが、厳密にはこうした材質でも汚れを完全に取ることがポイントになっており、汚れが残った部分はやはりコーティング加工がしてあっても焦げ付きの原因となります。
もちろんそれでも鉄製フライパンと比較すればお手軽で、「使い始め作業」と「使い終わってからの手入れ」は鉄製の方が面倒で、鉄製フライパンの本格的な面だけで選ぶと、後で後悔することにもなりますから、あらかじめ知っておいた方がいいでしょう。
但し、フライパンにおいてテフロン等は熱伝導の関係でプロはまず使っていません。鉄製でも上手に使えば焦げ付くこともありませんし、いくら強火で加熱しても大丈夫なのが鉄製の魅力です。
又、「鉄のフライパンが錆びた」とクレームをつける人もいるそうですが、もともと鉄は酸素と水分があれば必ず酸化して錆びるものです。錆は油を塗ったりするだけで解決するので問題にはなりません。